あなたにとっての幸せとは?
またまた青臭いことを・・と思われるんですが、幸せって何ですかね?
今日は昔のビートたけし主演のアキレスと亀のDVDを見て考えておりました。
ちなみにポン酢しょうゆがあるのも幸せだと思いますよ。w
大金持ちになって、お金を湯水のように使って高級車に乗れるような暮らしがと幸せなんでしょうか?
貧乏でも愛する人と一緒に生きることができれば幸せなんでしょうか?
会社の社長さんとかの頂点に立って人に指図をして優越感に浸ると、幸せなんでしょうか?
一杯の人から称賛されたり、愛されたりすることが幸せになるんでしょうか?
幸せの定義は人それぞれだし、またその人にとっても人生の各局面で大事なものが変わってくるんだと思います。
今回の映画は、果たして何が幸せなんだろうか?と本当に考えさせられる内容でした。
アキレスと亀の内容ざっくり
富豪の子息である少年真知寿(まちす)は絵を描くことが大好きな子でしたが、親の事業の失敗とともに、それまでの絵をかいていればよかった生活が一変してしまいます。
両親は自殺してしまい、真知寿(まちす)はその後貧しい暮らしをしながらも美術学校へ通いながら、絵を描き続けていきます。
ですが、なかなか世の中に認められることもない中で、アルバイト先で出会った幸子という女性だけは、自分の作品を認めてくれたんですね。
そして、真知寿(まちす)は幸子と結婚し子供にも恵まれます。
それから数十年の月日が流れるのですが、真知寿(まちす)は相変わらず売れない芸術家としての生活をしていました。娘は売春をして金を稼ぐ生活をしていたのですが、ある日突然死んでしまいます。
真知寿(まちす)は悲しみながらも、その娘の唇に紅をさしてあげながらも、芸術的な思いが先立ってしまい、死骸を乱暴に扱ってしまうのです。
妻の幸子もさすがに引いてしまい、真知寿(まちす)の許から姿を消してしまいます。
妻も子もいなくなってしまった真知寿(まちす)ですが、相変わらず芸術への探求心はとどまりませんでした。
ある日、炎が燃え盛る小屋の中で絵を描いていた真知寿(まちす)は、大やけどの重傷を負ってしまいます。
やっとのこと生きのびはしたものの、何もかも失った真知寿(まちす)が、路上で拾ったコーラの空き缶に20万円の値札をつけ売ることしかできませんでした。
そしてその露店に妻の幸子がやってきて「帰ろう」といって一緒に帰っていく。
ここで幕が下ります。
・・・どうでしょう?
真知寿(まちす)はどの時点で幸せだったんでしょうか?
それともずっと幸せだったんでしょうか?
ずっと不幸だったんでしょうか?
20万円のコーラのカンカンが売れたら、真知寿(まちす)は幸せだったんでしょうか?
難しいけど、いい映画だなあ・・と思いました。